甲状腺の病気
左右の鎖骨の間、気管の全面に、甲状腺ホルモンを作っている甲状腺という臓器があります。
主な病気には、甲状腺ホルモンが多くなりすぎるバセドウ病、甲状腺ホルモンが低下する橋本病(慢性甲状腺炎)、甲状腺にできものができる甲状腺腫瘍などがあります。
腫瘍には良性と悪性(がん)があり、超音波検査や針で細胞をとって調べる検査で鑑別し、悪性の可能性が高い場合は手術になります。
バセドウ病の場合、発汗、動悸、下痢、眼球突出などの症状があり、甲状腺ホルモンを抑制する投薬が必要であり、一方で橋本病の場合、だるさ、便秘、肥満などの症状があり、ホルモンを補充する必要があります。