真珠腫性中耳炎

鼓膜の奥の空洞(中耳)に、皮膚成分が侵入して増殖することがあり、その塊が真珠のように見えるため真珠腫といわれています。先天性と後天性が有り、滲出性中耳炎も原因の一つとされており、小児期には注意深い観察が必要であり、小児科医では判定できません。

これは腫瘍ではありませんが、徐々に大きくなって周囲の骨などを壊していきます。症状は聴力低下をきたすことが多いですが、進行するとめまいや顔面神経麻痺、髄膜炎を起こすこともあり、手術が必要になります。